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消費者金融(キャッシング)3社そろって最終黒字化-貸付金残高は減少-9月中間決算/フジサンケイ・ビジネスアイ(11月9日)


大手消費者金融(キャッシング)のアコムプロミス武富士の3社が8日、2007年9月中間連結決算を発表し、そろって最終黒字を確保した。出資法の上限金利引き下げに伴う過払い利息の返還請求の増加が一段落したことなどで当初予想していた利益水準を維持した。ただ、金利の引き下げに伴い審査を厳格化したため、各社とも貸付金残高を減らした。市場規模の縮小で今後の業績には不透明な部分も多い。

返還請求が一服
上限金利の引き下げが決まり、過去に払い過ぎた利息の返還請求が急増したことが各社の収益を圧迫してきた。今期も返還請求は「高止まりの状態が続いている」(アコムの木下盛好社長)ものの、請求の増加に備えて積み増してきた引当金を取り崩すことで対応。想定していた利益水準を確保した。

過払い利息の返還請求は「下期は横ばいで、来年度以降減少に向かう」(プロミスの神内博喜社長)と見て、各社は引当金の積み増しは行わない予定で、通期もそろって黒字を確保する見込み。

アコムは、営業費用が減少することなどから通期の営業利益予想を当初見通しから174億円上方修正し668億円(前期は851億円の赤字)を計画。また、プロミスは、三洋信販を買収したことなどで通期の営業利益予想を84億円上方修正し290億円(前期は2033億円の赤字)を見込むなど、通期の利益水準は当初計画を軒並み上回る。

しかし、審査基準を厳格化したことで、各社とも貸付金残高を減らした。武富士の新規申込者のうち実際に契約した人の比率である成約率は昨年9月の54・7%から、今年9月は50・6%に低下した。

成功率は低下へ
成約率は今後も低下する見通しだ。貸し出し金利の引き下げに伴い審査を厳格化するため。プロミスは同日、貸金業法の改正を踏まえて、12月19日から貸し出し金利の上限を現行の25・55%から17・8%に引き下げると発表した。この影響で、成約率は07年9月中間期の41%から、金利引き下げ後は「33%程度に下がる」(神内社長)見込み。すでにアコムなども上限金利の引き下げに踏み切っており、成約率の低下で新規顧客の増加は見込めそうにない。

上限金利の引き下げや貸し出しの総量規制が導入されることで、市場規模のさらなる縮小は避けられない。同日の会見でアコムの木下社長は市場規模縮小の対応策として、「企業買収も一つの選択肢だ」と語り、M&A(企業の合併・買収)に意欲を見せた。

プロミスが三洋信販を買収し、消費者金融(キャッシング)準大手のクレディアは9月、東京地裁へ民事再生法の適用を申し立て受理された。大手銀行の無担保ローン事業への本格参入も重なり、業界再編がさらに加速するのは必死の状況だ。


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